英雄牌钢笔:「ヒーロー」ブランドの万年筆
今回は趣向を変えて、中国語の文章の和訳に挑戦しようと思う。
ブログ上で中国語和訳の課題を出している方がいる。和訳した人が投稿をして、それを比較するという趣向である。
4. 「ヒーロー」ブランドの万年筆
以前「ヒーロー」ブランドの金の万年筆を持っていました。まだ高校生だった頃、父がプレゼントしてくれたものです。父は古風な人で、ボールペンより万年筆を、簡体字より繁体字を、建築より書道を、ウールの絨毯より木の床を、そして、自分より私のことを愛していました。
父は、お気に入りの子どもたちひとりひとりに万年筆をプレゼントしていて、兄や姉たちは皆持っていました。小さい頃は、それらの万年筆のことを成長の証だと思っていました。
私が大きくなり、父は万年筆をプレゼントしてくれました。家から離れた学校に通うことになったとき、その万年筆を持っていったけれど、ほとんど使わなかった。それ以来、父はいつも、あの金の万年筆は使いやすいかい?字は滑らかに書ける?どんな色のインクを使っている?と尋ねました。私が、まだ使ってない、と答えるとすぐにがっかりしたような口調になりました。
私は今日になってようやく気づきました。自分が気に入っているものを愛している人にプレゼントをして、相手がそれをまるで気に入ってくれなかったとしたら、どんなにがっかりし、さびしく思うかを。
そのことに思い至り、急にその万年筆を探さずにいられなくなったけれど、見つからなかった。
お父さん、あなたのことが恋しい。